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緊迫の現場

救急車が駆け付ける緊迫した現場の話

これだけ飲めばまずダメでしょう

緊迫の現場 繁華街などで若者が市販薬を過量服用してしまい救急搬送された。そんな報道をよくみかけるようになりました。DOD、ドラックオーバードーズは救急隊にとってはよくある現場の話です。 出場指令 「救急隊、消防隊出場、〇町○丁目○番…、T方、男性は薬物の過量服用、通報は妻から」 出場先は隣の消防署の […]

この冷ややかな感じは…?

仰天の現場 救急車は緊急事態の現場に駆け付ける緊急車両です。駆け付けてみると、実は緊急性ゼロだったなんてこともよくある事です。一般の方にとっては生涯に1度呼ぶか呼ばないかの救急車、緊急事態の判断が難しいのは仕方がありません。 ただ、少なくとも通報者、その周りの人たちにとっては、その時は救急車を呼ぶべ […]

誰かの犠牲ち

緊迫の現場 新型コロナウイルスが蔓延する中、救急隊の稼働率が注目されるようになりました。運用できる救急車がゼロになっている、運用率が99%に達しているなど、危機的状況を発信している消防本部もあります。 確かにコロナ禍で酷い状況ではありますが、運用率が90%超えが常態化しているような地域は以前からある […]

先立つ不孝は…

緊迫の現場 人命救助を生業とする消防官、そんな中でも出場件数、稼働時間がぶっちぎりの救急隊は生死に関わる事案も多く経験します。良くも悪くも人の死にすら慣れていく。 死に慣れるなんて不謹慎に感じるかもしれませんが、キラリと光る劇的な救命なんてひとかけら…、零れ落ちていく命の方が圧倒的に多いのです。 辛 […]

どうにか年を越せそうだな

緊迫の現場 コンビニに代表される24時間356日営業のお店、年末もお正月もお店が営業していないから困ってしまうなんてことはあまりなくなりました。そんな便利な時代がやってくるずっと前から24時間365日営業と言えば、消防署です。 朝、大交替 「本年も1年ありがとうございました、良いお年をお過ごしくださ […]

眠れなくてね…

緊迫の現場 1分1秒を争う緊迫の現場において、相談している暇はありません。だから現場は封建的で隊長の命令が絶対です。その代わり隊長は現場でのすべての責任を背負うのです。頼りになる隊長はいつも堂々としていて、強くたくましい、だから隊員たちも危険な現場でも迷わず従うことができるのです。でも、弱いところが […]

想定外を想定するには

緊迫の現場 事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、現場で起こる想定外の事態は想像を超えることがあります。でも、プロは想定外を想定する。想定外を想定するには、経験を積む度に考え続けること、いつも学ぶこと、感じること、そんなことを繰り返していくことで磨かれていく第六感のようなものが大切です。この感覚 […]

こんなに感動するなんて…

緊迫の現場 救急隊の仕事は救命すること。命の危険に瀕している傷病者を救うこと。死に抗うこと。しかし、どんな仕事もそうであるようにキラリと光る成果は一握り、死に直面することばかり。そんな中、キラリと光る死とは逆の現場の話です。 出場指令 深夜の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急隊、消防隊出場、 […]

飲んでません

緊迫の救急現場 緊急事態に出場する救急隊、そんな中でも特に1分1秒を争う現場が高エネルギー外傷事案です。時間が傷病者の生死を分ける大きな要因となるからです。しかし、そんな現場にも様々な事情があったりして…。 出場指令 日付が変わろうとしている深夜、消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、〇町 […]

あなたたちは命の恩人です

緊迫の救急現場 前回の記事では劇的な救命だけではないやりがいのある現場の話(この国には希望がある)を紹介しましたが、今回はまさに救命劇、これぞ救急隊のやりがいというお話です。 出場指令 晴天の温かい日、消防署に緊急指令が鳴り響きました。 「〇救急出場、〇町〇丁目…、〇運動場、男性は息苦しいもの、通報 […]