救急救命士の国家試験

厚生労働大臣認定の国家資格

救急救命士は厚生労働大臣が認定する国家資格です。

救急救命士国家資格を得るためには年に1度行われる国家試験に合格しなければなりません。かつては年2回行われていた救急救命士国家試験ですが、現在は他医療関連国家資格と同様、3月末に行われ4月に発表があるものとなりました。

どんな試験か

試験の内容はほぼヘルス出版の救急救命士標準テキストから出題されています。出題範囲は分厚いテキストからで膨大な気がしますが、出題傾向は毎年そんなに大きく変ることなく、過去10年分くらいの過去問を理解しておけば傾向と対策が見えてきます。

毎年90%程度の合格率がある試験であり、しっかりと準備し勉強して準備していけば合格することができる国家試験です。しかし、それでも合格には多大な努力が必要となります。


消防職員が受ける場合

消防職員がこの試験を受験する場合、救急隊員として2000時間以上の経験を積んでから救急救命士の養成所に派遣され国家試験に臨むことになります。(受験資格は以下で解説)

住民の血税で半年もの間、勉強に集中できる環境を与えてもらう訳です。「国家試験に合格できず救急救命士になれませんでした」では許されません。仕事の中で勉強させていただく立場、絶対に落ちることが許されない試験となります。


受験資格

国家試験に臨むための資格として救急救命士法第34条の定める条件を満たしている必要があります。

いろんな条件、特例がありますが、ほとんどが消防署で救急隊員として現場の経験を経てきた消防官と大学や専門学校で受験資格を満たし国家試験に臨む学生の受験となります。

国家資格を有し、医療従事者として医師の診療の補助者を担う職です。知識と技術の習得には救急隊員としてのキャリア、大学や専門学校などでの授業など多大な努力を必要とします。

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