TAG

社会死

先立つ不孝は…

緊迫の現場 人命救助を生業とする消防官、そんな中でも出場件数、稼働時間がぶっちぎりの救急隊は生死に関わる事案も多く経験します。良くも悪くも人の死にすら慣れていく。 死に慣れるなんて不謹慎に感じるかもしれませんが、キラリと光る劇的な救命なんてひとかけら…、零れ落ちていく命の方が圧倒的に多いのです。 辛 […]

眠れなくてね…

緊迫の現場 1分1秒を争う緊迫の現場において、相談している暇はありません。だから現場は封建的で隊長の命令が絶対です。その代わり隊長は現場でのすべての責任を背負うのです。頼りになる隊長はいつも堂々としていて、強くたくましい、だから隊員たちも危険な現場でも迷わず従うことができるのです。でも、弱いところが […]

家族がミイラ化していても

仰天の救急現場 消防署の車庫前、交替のため昨日の当務員と今日の当務員が整列します。温かい日差しが各車両を照らしていますが、真冬のアスファルトは凍り付いており寒さが骨身に染みます、寒い…。整列して間もなく、この日の激務を告げる出場指令が流れました。 出場指令 「救急隊、消防隊出場、〇町〇丁目…高齢男性 […]

保険証が使えない…その後

仰天の現場 このお話は保険証が使えないの続きです。 あれから何カ月経ったでしょうか…。救急隊が社会問題の最前線に出場することなんて日常のこと、あくせくした日常の中で、あの日のことなんて忘れていました。最初に思い出すのはいつも…。 出場指令 昼間の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「 救急隊、ポンプ […]

脱帽しようか

緊迫の救急現場 今回のお話は、私が救急隊員の道を歩き始めた頃、まだ予備隊員の頃に補欠に出た先で組ませていただいた隊長とのお話です。後に私はこの隊長の下で正規隊員になることになりましたが、この隊長が尊敬でき見本にすべき隊長であると確信した時のお話です。今日はちょっと良いお話です。 出場指令 「〇救急隊 […]

入ってこないで!

緊迫の救急現場 救急隊が出場していく現場はひとりの傷病者を扱うことが多く単隊活動がほとんどです。そんな中でも重症事案などではポンプ隊と連携活動することもあり、火災や救助活動などの災害現場ではポンプ隊、はしご隊、救助隊など様々な活動隊と連携活動することがあります。 消防署の仲間との連携はもちろんですが […]