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肝硬変

保険証が使えない…その後

仰天の現場 このお話は保険証が使えないの続きです。 あれから何カ月経ったでしょうか…。救急隊が社会問題の最前線に出場することなんて日常のこと、あくせくした日常の中で、あの日のことなんて忘れていました。最初に思い出すのはいつも…。 出場指令 昼間の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「 救急隊、ポンプ […]

保険証が使えない

仰天の現場 救急隊の活動は様々な社会問題に接する機会に溢れています。まさに社会問題のるつぼ、最前線、そんな現場の話です。 出場指令 夜の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、〇町〇丁目…、〇号室、E方、腹痛、通報は女性本人から」 との指令に救急車は消防署を飛び出しました。 出場途上 救急車 […]

最近のアルコール系現場はストロング系

仰天の救急現場 当サイトで数々紹介しているアルコールに関わるトラブルを抱えた人たちの話。アルコール中毒、アルコール依存症、酩酊などお酒を起因とした事案の数々、このような人たちに最近感じる傾向です。 出場指令 そろそろ正午になろうかと言う温かい日差しの中、消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急隊出 […]

続・何となく何かヤバイ…

緊迫の現場 この記事をお読みになる前に何となく何かヤバイ…をご覧下さい。続編となります。 車内収容 Tさんを車内収容し受け入れ先の選定を始めました。 隊長「さて、どうしたものかな?」隊員「肝硬変は間違いないとして…血圧は低いですがショックと言うほどではないし、3次選定するにはちょっと…」隊長「そうだ […]

何となく、何かヤバイ…

緊迫の現場 ここ数年、私の消防署にも大学や専門学校で救急救命士資格を取って入ってくるいわゆる免持ち救命士の後輩が増えてきました。専門学校では2年、大学では4年もの時間をかけて勉強してくるのです。みんな知識があってうかうかしていられないと良い刺激を貰っています。 ただ、知識のある後輩にもこれだけはまだ […]

肝硬変

用語解説-救急隊が使う言葉- レバー肉をイメージすると、肝臓、すなわちレバーはちょうど少し堅めの豆腐程度の固さです。それが文字通り、石のように固くなってしまう病気です。 肝臓は多数の肝細胞の集合体ですが、様々な理由でその肝細胞が破壊された際、通常は肝細胞が再生されるるのですが、破壊を引き起こす原因や […]

腹壁静脈怒張

用語解説-救急隊が使う言葉- 進行した肝硬変の傷病者にみられる腹壁静脈怒張は臍周囲から放射状にみられ、これを「メズサの頭」と呼ぶ。 メズサとはギリシア神話に出てくる女性であり、頭がへびで、見る人を石に変えたと言われた。メデューサなどとも呼ばれることもあります。 保険証が使えない―メズサの頭が著明であ […]