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2019年11月

続・何となく何かヤバイ…

緊迫の現場 この記事をお読みになる前に何となく何かヤバイ…をご覧下さい。続編となります。 車内収容 Tさんを車内収容し受け入れ先の選定を始めました。 隊長「さて、どうしたものかな?」隊員「肝硬変は間違いないとして…血圧は低いですがショックと言うほどではないし、3次選定するにはちょっと…」隊長「そうだ […]

何となく、何かヤバイ…

緊迫の現場 ここ数年、私の消防署にも大学や専門学校で救急救命士資格を取って入ってくるいわゆる免持ち救命士の後輩が増えてきました。専門学校では2年、大学では4年もの時間をかけて勉強してくるのです。みんな知識があってうかうかしていられないと良い刺激を貰っています。 ただ、知識のある後輩にもこれだけはまだ […]

そんなに緊急ってことはありません

溜息の現場 救急車は緊急車両、119番通報は緊急事態の際に活用するSOSの手段です。とは言え、緊急事態とは思えない際に救急車が活用されていると言うことはこのサイトで数々紹介してきた通りです。 適正な利用がなされていないことが救急要請が増大している大きな要因ですが、その要因のひとつに「入院目的」があり […]

現場は迷いの中で

緊迫の現場 救急隊に求められていることは緊迫の現場であっても冷静沈着に判断し、そして安全に迅速に傷病者を医療機関へと送り届けることです。この判断が時には傷病者の生命、予後に大きく影響することだってあります。 とは言え、医師でも何でもない救急隊員たちが病態を推測することはあっても、診断することはないの […]

まだ行けない

仰天の現場 救急隊の活動は医学的な根拠に基づいたプロトコールに従い傷病者にとって何がベストなのかを判断します。 なぜ、このような活動をしたのか?なぜ、こんな判断をしたのか?医師から問われた時、理論的に説明ができる必要があります。 ところが、現場は理屈じゃ回らないことなんてたくさんあって…。この時の経 […]