だって可哀そうじゃない
溜息の現場 地域防災の標語のひとつに「自助・共助・公助」と言う言葉がります。これは震災などの大規模災害に見舞われた際、まずは「自助」自分の身は自分で守り、次に「共助」地域の人と助け合い、最後に「公助」公の助けがあると言うものです。 順番がどうにもおかしい…そんなお話です。消防署に出場指令が鳴り響きま […]
溜息の現場 地域防災の標語のひとつに「自助・共助・公助」と言う言葉がります。これは震災などの大規模災害に見舞われた際、まずは「自助」自分の身は自分で守り、次に「共助」地域の人と助け合い、最後に「公助」公の助けがあると言うものです。 順番がどうにもおかしい…そんなお話です。消防署に出場指令が鳴り響きま […]
溜息の現場 サイレンを止めて駆け付けてくれないか、よくある要請者からの要望です。救急車は緊急車両であり、赤色回転灯とサイレンを鳴らすことで緊急車両の要件を満たします。サイレンを止めて駆け付けることはできないのです。 夜間の体制に入った消防署にいつものように出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、○町 […]
仰天の現場 このお話は保険証が使えないの続きです。 あれから何カ月経ったでしょうか…。救急隊が社会問題の最前線に出場することなんて日常のこと、あくせくした日常の中で、あの日のことなんて忘れていました。最初に思い出すのはいつも…。 出場指令 昼間の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「 救急隊、ポンプ […]
溜息の現場 救急車は緊急事態の人を急いで医療機関に搬送するためにあります。でも中には、これまで溜息の現場で紹介してきたように、緊急性に疑問を感じるケースや、そもそも緊急だなんて思っていない人もいます。 今回紹介する男性の場合、緊急性うんぬんの問題など通り越していました。自ら救急車を呼ぶよう依頼したに […]
溜息の現場 あともう少しで交替だという朝8時、もう少し、あと少しでこの激務が終わる、ゴールテープが遠のいてしまう最も堪える時間に出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、○町○丁目…Y方、男性は発熱し動けないもの、通報は妻から」 との指令に私たち救急隊は消防署を飛び出しました。もう少し、あと少し…だっ […]
溜息の救急現場 救急隊は急病人、怪我人の元に駆け付け医療機関に搬送することを使命にしています。ただ、全事案で搬送に至るとは限りません。通報した人の勘違いで急病や怪我の事実がなかった場合や傷病者自身が大したことではないからと搬送を辞退する場合などです。今回の場合は… 日付が変わろうとしている深夜の消防 […]