続・熱中症、疑わなかった炎天下
ケーススタディ この記事は熱中症、疑わなかった炎天下の解答編です。 病院到着 現場から直近の救命救急センターまでは10分程度の距離です。搬送中、バイタルサインに変化はありませんでしたが、Yさんは呼吸苦と締め付けられるような胸の苦しさが強くなってきていると訴えました。救命救急センターの入り口には医師が […]
ケーススタディ この記事は熱中症、疑わなかった炎天下の解答編です。 病院到着 現場から直近の救命救急センターまでは10分程度の距離です。搬送中、バイタルサインに変化はありませんでしたが、Yさんは呼吸苦と締め付けられるような胸の苦しさが強くなってきていると訴えました。救命救急センターの入り口には医師が […]
ケーススタディ この時はまさに真夏、痛いほどの日差しが消防署裏庭のアスファルトを焦がしていました。 隊員「あぢぃ~…今日は蒸すしこんな日のこんな時間の出場は本当にキツイですね」機関員「Tシャツがいくらあっても足りないよな、オレたちも熱中症に気をつけないと」隊員「はい、救急隊だって気をつけていないと危 […]
緊迫の現場 救急隊に限らず消防官の仕事は人命救助です。大きな仕事の成果はより多くの失敗や課題、悔しい思いが支えている。劇的な人命救助の影には圧倒的に多くのどうにもならない現場があるのです。どうにもならなかった時の話です。 出場指令 「⚪︎隊、⚪︎隊、⚪︎救助隊…救急隊出場、⚪︎町⚪︎丁目…▲駅、人と […]
ケーススタディ この記事はヒントは現場に落ちているの回答編です。 車内収容 隊長「Bさん、分かりますね?お返事できます?」Bさん「…?」 Bさんの様子は変わらない。バイタルサインにも変化はありませんでした。 機関員「搬送先は○病院救命センターで受入可能、出発します」隊長「了解」 搬送途上 隊長「Bさ […]
時事ネタ 救急車事故の原因“仮眠取れず” 下呂市 消防職員の定員増へ 去年12月、下呂市で救急車が道路脇に衝突し、3人がけがをした事故を受け、市は運転していた職員が仮眠をほとんど取れていなかったことが原因だったとして職員の定員を増やす方針を決めました。 去年12月10日の午前5時前、下呂市萩原町の国 […]
ケーススタディ 救急隊が駆けつける先では緊急事態が起こっています。現場は混乱しており、重要な情報が取れないことは想定される事態です。 救急隊は傷病者の状況や病態が分からない時、それを導くヒントを探します。それは観察から導けることであったり、家族の話からであったり、時に現場に落ちていたりするのです。そ […]