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用語解説

ロードアンドゴー

用語解説-救急隊が使う言葉- 重症外傷現場においては生命に関わる損傷の観察・処置のみを行い、他の観察・処置はすべて省略し、5分以内に現場を出発することめざすというものです。 乱暴な言い方をすれば命に関わらないような処置は省略し、救命のための処置のみを行い急いで病院に搬送すると言う考え方です。 まさに […]

出血性ショック

用語解説 出血性ショック(Hemorrhagic Shock)とは、大量の出血により体内を循環する血液量が急激に減少し、全身の臓器への血液供給が不足して臓器障害を引き起こす危険な状態です。これは循環血液量減少性ショックの一種です。 原因 症状 病態 出血により酸素を運ぶ血液量が不足し、組織への酸素供 […]

PEA 無脈性電気活動

用語解説-救急隊が使う言葉- 無脈性電気活動(PEA)は、心臓の電気活動は保たれてVF/無脈性VT以外の何らかの波形が心電図上に認められるのに、心臓からの有効な拍出がないため、脈拍が触知されない状態。 総頸動脈で脈拍が触知できない状態、心肺蘇生法が必要。

ジャパンコーマスケール JCS

用語解説-救急隊が使う言葉- 傷病者の意識の状態を10段階で表す指標です。 ゼロを意識清明と評価し後は以下のように評価します。JCS(3-3-9度方式)と表現されます。 Ⅰ桁 刺激しないでも覚醒している状態1.だいたい意識清明だが今ひとつはっきりしない2.見当識障害がある3.自分の名前、生年月日が言 […]

社会死状態とは

用語解説 死亡を判断できるのは医師だけです。 社会死状態とは、医師の診断を必要とせず、誰もが明らかに亡くなっていると判断できる状態のことを指します。蘇生が不可能な状態を指し、救急隊は蘇生措置や医療機関への搬送を行いません。 社会死の要件 社会死の判断基準は地域のプロトコールで定められており、社会死の […]

オーバートリアージ

用語辞典 オーバートリアージとは、傷病者の病状を実際よりも重く判断することです。 五感や救急隊の検査器具で判断できることは限られます。傷病者の病態を重く見積もり危険側に立つことを言います。 119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だ […]

死斑とは

用語解説 死斑とは人が死亡した後に皮膚の表面に現れる、紫赤色または紫青色の斑点状の変化です。救急隊が社会死状態と判断する際の要件のひとつになります。 発生の仕組み 発現時期と変化 発現部位 死斑の色調と死因の関係 119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか? […]

エピペン

用語解説 エピペンは、アナフィラキシーショックに対する緊急治療のための自己注射器です。アドレナリン(エピネフリン)を含有し、重度のアレルギー反応を緩和するために使用されます。 平成21年3月から救急救命士が行える処置に自己注射薬(エピペン)を使用した薬剤の投与が認められるようになりました。これは救急 […]

大動脈解離とは

用語解説 大動脈離隔(だいどうみゃくかいり)とは、心臓から全身の血液に大動脈壁に亀裂(裂け目)が入っていて、そこから血液が壁の中に流れ込んでいくことで、大動脈壁が内側と外側に広がってしまう病気です。 病態 大動脈解離の主な症状 前兆はほとんどない多くの場合、前感動せずに突然発症します。 ごくまれに発 […]

酩酊

用語解説-救急隊が使う言葉- めいていと読みます。 お酒が入りろれつが回らないような状態。 簡単に言うと酔っ払いのことです。