食道静脈瘤

用語解説

食道静脈瘤は、食道の粘膜下を流れる静脈が瘤(こぶ)のようにふくらみ、曲がりくねってでこぼこになった状態を指します。この状態は主に肝硬変などの肝臓疾患が原因で発生します。

原因

食道静脈瘤の主な原因は門脈圧亢進症です。肝硬変などの肝臓疾患により、門脈の血圧が上昇し、血液の流れが逆転することで食道の静脈に大量の血液が流れ込み、静脈瘤が形成されます。

症状

食道静脈瘤自体は通常無症状ですが、破裂すると以下の症状が現れる可能性があります。

  • 吐血(鮮血を口から吐く)
  • 下血(便が黒くなる)
  • めまいや失神
  • 極度の疲労感
  • 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
  • 腹部膨満感
  • 意識混濁や言葉のもつれ


119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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