用語解説
エピペンは、アナフィラキシーショックに対する緊急治療のための自己注射器です。アドレナリン(エピネフリン)を含有し、重度のアレルギー反応を緩和するために使用されます。
平成21年3月から救急救命士が行える処置に自己注射薬(エピペン)を使用した薬剤の投与が認められるようになりました。これは救急救命士が心肺停止に陥っていない傷病者に認められたはじめての処置です。
主な特徴
- 有効成分: アドレナリン(エピネフリン)
- 作用: 心臓機能の増強、血圧上昇、気管支拡張
- 使用目的: 蜂毒、食物、薬物等によるアナフィラキシー反応の補助治療
- 種類: 0.15mg(小児用)と0.3mg(成人用)の2種類
使用方法
- ケースから取り出す
- オレンジ色のニードルカバーを下に向けて握る
- 青い安全キャップを外す
- 太ももの外側に注射器の先端を強く押し当てる
- “カチッ”と音がするまで押し、そのまま5秒数える
注意点
- 衣服の上からでも注射可能
- 使用後は速やかに医療機関を受診すること
エピペンを使用した事案
エピペンを使うぞ!ーアレルギーのある4歳の女の子にエピペンを使用した事案
119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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