時事ネタ
松阪市の竹上真人市長は18日の定例記者会見で、松阪地区広域消防組合の6月の救急車出動件数(速報値)が前年同月に比べ2割減ったと説明した。市内の基幹3病院では6月1日から、救急車で運ばれたが入院しなかった軽症患者に対し7700円を徴収する取り組みが始まっており、それが影響したとみられる。
消防組合の資料によると、救急車の6月の出動件数は計1031件で、前年同月(計1320件)から289件減った。主な内訳は、一般負傷が132件で55件減、急病は729件で217件減だった。
救急車を呼ぶかどうか迷ったときなどに相談できる「松阪地区救急相談ダイヤル24」(0120・4199・17)の6月の利用状況は2294件で、前年同月に比べて859件増えた。
竹上市長は「感覚的な話だが、相談ダイヤルの利用で『明日でよい診療は明日に』と考えてくれた結果、救急車の利用が減ったのだろう」と話した。
市内にある三つの2次救急病院では、救急車で搬送された後、入院が不要となった軽症患者からは選定療養費として7700円が徴収されることがある。市は3病院に依頼して「有料化」の影響について調査・検証を行っている。秋頃に検証結果を公表する予定。
今年6月から始まった三重県松阪市の救急搬送患者からの選定療養費の徴収、実質、救急車の有料化ではと話題になった取り組みです。
昨年同時期で2割減と成果が出ているとの記事です。件数だけでは測れない課題も多いことでしょうが2割減のインパクトは大きいです。
救急出場件数が増加し過去最大となっているのは全国で起こっており、救急車の到着時間が次第に遅延しています。この取り組みが今後さらにどんな成果を出すか、また各地に広がっていくのかが注目です。
119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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