暴行や土下座26件認定消防ハラスメント

時事ネタ

暴行や土下座 26件認定 消防ハラスメント 上司3人から 百条委報告

 西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題を調査している同組合議会の特別委員会(百条委員会)は3日、上司3人による職員への暴行土下座の強要、侮辱発言など計26件のハラスメントを認定したとする最終報告を公表した。

 同問題を巡っては、2023年夏に実施された職場アンケートで複数の職員からパワハラ被害を訴える回答があったにもかかわらず、同本部が調査を行っていなかったことが昨年夏に判明。高千穂、日之影、五ヶ瀬の3町で構成する同組合議会が百条委を設置して実態解明を進めていた。

 最終報告によると、被害が認定されたのは職員20人に対してで、内訳は▽飲食の席での暴行▽結婚式の余興で靴に酒を入れて飲ませる▽大勢の職員の前で土下座を強要▽職員の子のことを「望まれない子」と発言――などのパワハラ25件、女性職員への身体接触によるセクハラ1件だった。

 また、問題を認識しながら放置した幹部職員や、対応を消防組織任せにしていた組合管理者の甲斐宗之・高千穂町長らの責任も指摘している。

 この日は同組合議会の臨時会が開かれ、百条委の佐藤さつき委員長(高千穂町議)が甲斐町長に最終報告を提出した。閉会後、甲斐町長は「職員の訴えを受け止め、しっかりとした対応を検討したい」と話し、職場環境の改善を進めていく考えを示した。上司の処分については3月までに結論を出すという。

2025.2.4 読売新聞オンラインより引用



2025年2月4日読売新聞から引用です。また消防本部でのハラスメントのニュースです。

殴る蹴るはよく聞くパワハラですが、結婚式の余興の悪ふざけの際なのでしょうか…靴に酒を入れて飲ませたなど驚きの内容です。さすがに信じられないと耳を疑う内容なのですが、上司や先輩にこんなことをする者がいたとして、果たして静止できるだろうか?相手が誰であろうともノーの言わなくてはならない内容なのに、黙ってしまうのが現実かもしれません。私も階級社会の闇に毒されているのでしょう。

西臼杵広域行政事務組合消防本部のホームページで百条委員会の調査報告書が公開されていました。この調査報告を受けて3月中には処分についての結論が出るとのことです。

調査報告の第7総評にはこのようにありました。当事者に対して「中でも飲酒時の度重なる暴力及びセクハラは刑事上の責任も問われる重大事案であり、看過できるものでない」さらに消防長や管理者側に対して「組織管理責任を追求すべき案件」と指摘しています。

当事者に厳しい処分が下るのは当然のことでしょう。今後、刑事告発なんて展開まであるのでしょうか?そして町長や消防庁など監督者たちの管理責任にどこまで踏み込むでしょうか?結論にも注目です。


119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
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