時事ネタ
救急車で出動した家で10万円窃盗、容疑の隊員逮捕 複数の被害相談
救急活動先の民家で現金10万円を盗んだとして、大阪府警は19日、松原市消防本部の救急係、鎌田隼平容疑者(30)=大阪府羽曳野市河原城=を窃盗の疑いで逮捕したと発表した。松原市内では同様の被害相談が複数あるといい、府警が関連を調べている。
松原署によると、鎌田容疑者は昨年9月29日午前9時半ごろ、松原市内の民家で現金10万円を盗んだ疑いがある。「パチンコでお金が必要だった」と容疑を認めているという。
鎌田容疑者はこの日、同市の70代女性方で「家族が負傷した」との119番通報を受け、救急車に乗って民家に到着。署は、女性の家族を搬送するまでの間、玄関に置いてあった財布から現金を盗んだとみている。
女性から署に相談があり発覚した。同様の被害相談が複数あり、それぞれの現場にいた鎌田容疑者の関与の疑いが浮上したという。
同消防本部は「警察の捜査に全面的に協力する。詳細が判明次第、厳正に対応する」とコメントした。
2025.2.19 朝日新聞からの引用
2025年2月19日朝日新聞からの引用です。他の報道では似たような相談があるとされておりさらに余罪があるかもしれません。
消防官は地方公務員で「法令遵守やコンプライアンス、高い倫理観が求められている」といつも指導を受けています。しかし、不祥事は決してなくならない。
特になくならないと感じるのがパワハラの類、先日のニュース記事でも多発と報道されていました。
そしてもうひとつ、決してなくならないと感じるのが借金問題です。お金に関わる不祥事の多くはギャンブルにはまってしまうパターンです。お金に困窮した者が親戚や友人、同僚から借金を繰り返し、最終的に消費者金融に手を出し火の車、結果的に職場を去る、こんなケースは時々聞く話です。
ただ、今回は救急隊員が公務中に現場で窃盗とは世も末…最低です。仲間にこんな人間がいるかもと思って生活するなんてストレスがあり過ぎます。
救急隊員が窃盗犯なら、これ以上に簡単な現場はないのかもしれません。以前、出かける前に戸締りの確認を促したところ、「こんな家になんて誰も入らないから戸締りなんて大丈夫」などと訴えていたお年寄りのカバンには、はち切れるほどの現金が入っていたなんて事案もありました。
本人が厳しい制裁を受けるのは当然でしょうが、隊の仲間への処分は寛大であってほしいと思ってしまいます。ただでさえ出ずっぱりの救急隊の中に犯罪者がいたなんて…この隊の隊長さんは本当に気の毒過ぎます。時に命を預ける仲間が犯罪者かも?そんな疑いを持って災害現場に出るなんて考えられない。本当にがっかりなニュースでした。
119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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