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救急車

ごめんなさいとありがとう

緊迫の現場 救急隊に限らず消防官の仕事は人命救助です。大きな仕事の成果はより多くの失敗や課題、悔しい思いが支えている。劇的な人命救助の影には圧倒的に多くのどうにもならない現場があるのです。どうにもならなかった時の話です。 出場指令 「⚪︎隊、⚪︎隊、⚪︎救助隊…救急隊出場、⚪︎町⚪︎丁目…▲駅、人と […]

続・ヒントは現場に落ちている

ケーススタディ この記事はヒントは現場に落ちているの回答編です。 車内収容 隊長「Bさん、分かりますね?お返事できます?」Bさん「…?」 Bさんの様子は変わらない。バイタルサインにも変化はありませんでした。 機関員「搬送先は○病院救命センターで受入可能、出発します」隊長「了解」 搬送途上 隊長「Bさ […]

救急車事故の原因“仮眠取れず”

時事ネタ 救急車事故の原因“仮眠取れず” 下呂市 消防職員の定員増へ 去年12月、下呂市で救急車が道路脇に衝突し、3人がけがをした事故を受け、市は運転していた職員が仮眠をほとんど取れていなかったことが原因だったとして職員の定員を増やす方針を決めました。 去年12月10日の午前5時前、下呂市萩原町の国 […]

年末年始の救急車、最大4時間待ちだった…

時事ネタ 年末年始の救急車、最大4時間待ちだった…いったいどうして?出動実態調査すると…イタズラや不要不急の通報も約1割 札幌市 ■調査依頼内容 番組スタッフ(40代・札幌市在住) 「年末に救急車をお願いしたところ2時間以上かかりました。何があったのか調べて下さい」 去年の年末、番組スタッフが「大動 […]

はしごして一気飲み

救命士のこぼれ話 飲み屋をはしごして急性アルコール中毒となった傷病者を扱うことは、繁華街を管内に持つ救急隊なら日常茶飯事です。今日はちょっと違ったはしご、ちょっと違った一気飲みのお話です。 出場指令 「救急出場、⚪︎町⚪︎丁目…H方、女性は手を受傷、通報は本人から」 との指令に救急車は消防署を飛び出 […]

食道静脈瘤破裂、それが本望?

緊迫の現場 救急隊とは決して切り離せないアルコールに関わるトラブル、当サイトでもアルコールに関わるトラブルを抱えた様々な事案を紹介してきました。そんな人たちが至る最後の場面のお話です。 出場指令 「救急出場、○町○丁目○番地E方、男性は動けないもの、通報は家族女性から」 との指令に救急隊は出場しまし […]

救急出場件数3年連続過去最多を更新

時事ネタ 東京消防庁の去年1年間の救急出場件数が93万件超え 3年連続過去最多を更新  東京消防庁の去年1年間の救急出場件数が93万件を超え、3年連続で過去最多を更新したことが分かりました。  東京消防庁によりますと、去年1年間の救急隊の出場件数は93万5162件で、2023年の91万8311件を上 […]

続・インフルエンザのやせ型男性、実は…

ケーススタディ インフルエンザの痩せ型男性、実は…の続きです。 自身で119番通報し、救急隊到着時には身支度を整えて自宅前で待っていた若い男性です。緊急性の乏しい軽傷傷病者と思っていたのに、隊長はまさかの3次医療機関の選定を判断したのでした。 医療機関到着 救命医「バイタルサインは悪くなさそうだね? […]

生きるべき傷病者なのか?それとも…

緊迫の現場 救急隊が判断する大変重要な項目のひとつに医療機関の選定があります。傷病者を適切に観察し様々なものを考慮して病院を選定します。病院選定の過程では常に葛藤と迷いがつきまといます。今回は明らかに重症と判断できるのですが、簡単にはいかない現場の話です。 出場指令 この日は休日の夜、消防署に出場指 […]

救急搬送の逼迫 自治体の試み注視して

時事ネタ (社説)救急搬送の逼迫 自治体の試み 注視して  茨城県内の病院で、救急搬送された患者に緊急性がないと判断すれば、紹介状なしに受診した際に発生する「選定療養費」を請求する運用が昨年末から始まった。同じような試みは三重県松阪市内の病院でも行われている。  救急車の安易な利用を減らすために既存 […]