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救急隊

マジでこの国はどうなっているんだ

溜息の現場 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、医療機関には患者が溢れ疲弊している。ただでさえいつもひっ迫状態の救急隊の運用率はさらに高まり、救急車が30分以上も駆け付けられない事態、そもそも向かわせる救急車がない状態まで起こっています。 マスコミもこの状況を伝え、全国各地の消防本部もこの危機的状況 […]

ローテーションは歪を生んで

救命士のこぼれ話 救急資格を取ってきたばかりの後輩が救急隊の予備隊員として救急車に乗車するようになりました。この日、正規の救急隊員の私は彼と入れ替わってポンプ隊の隊員を務めていました。 消防署の様々な隊の中でも出場件数、稼働時間がぶっちぎりの救急隊、隊員の労務管理やこれから救急隊を目指す者の育成のた […]

その辺りにいるはずなんだけど

溜息の現場 どの町に勤務しても、いつも救急隊を困らせる酔っ払い。歓楽街を管内に持つ救急隊はその頻度が高いです。傷病者が酔っ払いと言うだけでも十分困りものなのに、仲間が元気な酔っ払いだとさらに困った事案になることが多く、時に暴言や罵声を浴びることもあります。今回も仲間が要請をしたのですが…。 出場指令 […]

夫婦喧嘩の果てに

仰天の現場 仕事では仰天の現場に出かけていくことが多い救急隊ですが、プライベートは地味なものです。日曜日の夕方、家族との夕食、ありふれた平和な日常、サザエさんがやっている。ノリスケさんは喧嘩の仲裁名人、話に出てくる夫婦喧嘩は罵声と共に物が飛交う実にアニメらしいものでした。物が飛ぶ夫婦喧嘩か、そういえ […]

とりあえず一服させてくんない?

溜息の現場 生涯に1度使うか使わないかの救急車、そんな救急車でのルールなんて、知らないのが当たり前です。しかし、郷に入らずんれば郷に従えです。従ってもらわなければならないルールがあります。 救急車には酸素ボンベが積載されており、車内での喫煙は危険があり禁煙車両です。喫煙者が適切に節度を持った喫煙が推 […]

眠れなくてね…

緊迫の現場 1分1秒を争う緊迫の現場において、相談している暇はありません。だから現場は封建的で隊長の命令が絶対です。その代わり隊長は現場でのすべての責任を背負うのです。頼りになる隊長はいつも堂々としていて、強くたくましい、だから隊員たちも危険な現場でも迷わず従うことができるのです。でも、弱いところが […]

女性救急救命士の活躍

救急救命士とは 消防官は屈強な男たち、そんなイメージがありませんか? 確かに消防署にはマッチョな男性たちがたくさん勤めていますが、女性も勤務しています。さらに交替制の24時間勤務に入り、災害現場で活躍する女性消防官もちっとも珍しくありません。 婦人警官は良く聞くけど、婦人消防官ってあまり聞かない気が […]

先生はどこ大だい?

溜息の現場 人の価値を決めるものとは何でしょうか?人間性、資産、経験、職業、資格、地位、階級?どれだけの人に愛されているか、どれだけの人から信頼されているか?様々な要素の中のひとつに学歴もあるのでしょうか? 出場指令 間もなく終電も終わってしまう深夜、消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、 […]

下手すりゃうん千万だぜ

救急救命士のこぼれ話 どの仕事でもその職業に就いているからこそ知っていること、見えてくるものがあるものです。誰もが仕事での経験や知識が日常で役立ったなんて経験があるのではないでしょうか? それは救急隊の仕事にも当てはまるもので、例えば具合が悪い時には病院に行くべきか否かの判断ができるようになったり、 […]

家族がミイラ化していても

仰天の救急現場 消防署の車庫前、交替のため昨日の当務員と今日の当務員が整列します。温かい日差しが各車両を照らしていますが、真冬のアスファルトは凍り付いており寒さが骨身に染みます、寒い…。整列して間もなく、この日の激務を告げる出場指令が流れました。 出場指令 「救急隊、消防隊出場、〇町〇丁目…高齢男性 […]