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救急隊

すぐに建ったマンション

仰天の現場 このお話はオレに家族なんていないよの続きです。 あれからどのくらい経ったでしょうか?数ヶ月の月日が流れました。 出場指令 「救急出場、○町○丁目S方に急病人、80代男性は呼吸困難、通報は家族男性から」 との指令が消防署に鳴り響きました。やっぱり気付くのは地図を確認する機関員です。 機関員 […]

サイレンを鳴らしてもらって大丈夫です

溜息の現場 サイレンを止めて駆け付けてくれないか、よくある要請者からの要望です。救急車は緊急車両であり、赤色回転灯とサイレンを鳴らすことで緊急車両の要件を満たします。サイレンを止めて駆け付けることはできないのです。 夜間の体制に入った消防署にいつものように出場指令が鳴り響きました。 「救急出場、○町 […]

保険証が使えない…その後

仰天の現場 このお話は保険証が使えないの続きです。 あれから何カ月経ったでしょうか…。救急隊が社会問題の最前線に出場することなんて日常のこと、あくせくした日常の中で、あの日のことなんて忘れていました。最初に思い出すのはいつも…。 出場指令 昼間の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「 救急隊、ポンプ […]

この国には希望がある

救命士のこぼれ話 どの仕事にもやりがいを感じる報われる瞬間があります。人命救助を生業にする私たち消防官にとって、それが達成された時、何にも代えがたいやりがいがあります。しかし、そうではない現場であっても輝きはあるもので… 出場指令 「救急出場、〇町〇丁目…T方、80代女性は全身の痛み、通報は往診中の […]

当たり前って何だっけ?

救命士のこぼれ話 病院の駐車場 医療機関に到着、傷病者を処置台に移しました。 隊員、機関員は ストレッチャーの消毒や資器材の点検など次の出場体制を整えます。 隊長は医師に引き継ぎ中です。 機関員「熱っぢぃ~…夕方だっていうのにまだ30℃超えてるぜ」隊員「ええ、だからこの忙しさですね…、一度は署に戻り […]

救急隊のストレス

救命士のこぼれ話 惨事ストレス 救急救命士と言えば、凄惨な現場で活動するイメージがあるのではないでしょうか?当サイトでも紹介させていただいているとおり、劇的な救命劇なんて一握り…、どの仕事もそうであるように、辛いことや苦しいこと、課題ばかりです。 助けられない現場、家族の泣き声…、ストレスじゃないか […]

予備隊員とは

救急救命士とは 予備隊員とは、正規の隊のメンバーが欠員になる際に、代わりを務める者のことです。予備隊員の在り方、ポジションは消防署や地域によって少し異なります。 穴埋め 正規のメンバーが休暇や怪我などで乗車できない場合に予備隊員が隊の穴を埋めます。救急機関員が夏休みだから、救急資格と機関員の資格を持 […]

優しくしないでもらえますか

仰天の現場 救急隊は様々な事情を抱える人たちの下に駆け付けます。そんな様々な方たちの要望に応えることも救急隊の使命です。様々なニーズに応えるサービス業の一面もある救急隊の仕事ですが、けっして応えられない要望もあるもので…。 出場指令 もう日付がかわろうとしていた深夜、いつものように消防署に出場指令が […]

喧嘩をやめて~二人を止めて~

仰天の救急現場 救急隊の活動に対して好意的に応援してくれている住民の方がたくさんいる一方で、お前らなんて税金泥棒、ただ邪魔なだけだ、そんな言葉を浴びせてくる人もいます…。 私たちも人間で、一生懸命やっているのになんでそんな事を言われなくちゃいけないんだと思うこともありますが、この時は特に最悪…。まさ […]

続・最近ボケてきちゃったみていで

ケーススタディ この記事は最近、ボケてきちゃったみたいでの続編、回答編となります。 現場にあった様々なヒントを元に、隊長は直近の脳神経外科を選定を下命しました。70代の男性、ひと月ほど前の頭部打撲、歩行障害、まるで救急救命士国家試験の臨床問題にでも出そうな典型症例です。 医療機関到着 医師「なるほど […]