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社会死

八潮陥没事故「社会死状態であることを確認」

時事ネタ 埼玉・八潮陥没事故、発見の遺体を草加署に搬送 県「社会死状態であることを確認」 埼玉県八潮市で1月28日に県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は2日、下水道管内でトラックの運転席部分に取り残されていたとみられる70代男性運転手の遺体を搬出したと発表した。 県は「今回の救助活動により、運 […]

先立つ不孝は…

緊迫の現場 人命救助を生業とする消防官、そんな中でも出場件数、稼働時間がぶっちぎりの救急隊は生死に関わる事案も多く経験します。良くも悪くも人の死にすら慣れていく。 死に慣れるなんて不謹慎に感じるかもしれませんが、キラリと光る劇的な救命なんてひとかけら…、零れ落ちていく命の方が圧倒的に多いのです。 辛 […]

眠れなくてね…

緊迫の現場 1分1秒を争う緊迫の現場において、相談している暇はありません。だから現場は封建的で隊長の命令が絶対です。その代わり隊長は現場でのすべての責任を背負うのです。頼りになる隊長はいつも堂々としていて、強くたくましい、だから隊員たちも危険な現場でも迷わず従うことができるのです。でも、弱いところが […]

家族がミイラ化していても

仰天の現場 消防署の車庫前、交替のため昨日の当務員と今日の当務員が整列します。温かい日差しが各車両を照らしていますが、真冬のアスファルトは凍り付いており寒さが骨身に染みます、寒い…。整列して間もなく、この日の激務を告げる出場指令が流れました。 出場指令 「救急隊、消防隊出場、〇町〇丁目…高齢男性、自 […]

保険証が使えない…その後

仰天の現場 このお話は保険証が使えないの続きです。 あれから何カ月経ったでしょうか…。救急隊が社会問題の最前線に出場することなんて日常のこと、あくせくした日常の中で、あの日のことなんて忘れていました。最初に思い出すのはいつも…。 出場指令 昼間の消防署に出場指令が鳴り響きました。 「 救急隊、ポンプ […]

脱帽しようか

緊迫の救急現場 今回のお話は、私が救急隊員の道を歩き始めた頃、まだ予備隊員の頃に補欠に出た先で組ませていただいた隊長とのお話です。後に私はこの隊長の下で正規隊員になることになりましたが、この隊長が尊敬でき見本にすべき隊長であると確信した時のお話です。今日はちょっと良いお話です。 出場指令 「〇救急隊 […]

入ってこないで!

緊迫の現場 救急隊が出場していく現場はひとりの傷病者を扱うことが多く単隊活動がほとんどです。そんな中でも重症事案などではポンプ隊と連携活動することもあり、火災や救助活動などの災害現場ではポンプ隊、はしご隊、救助隊など様々な活動隊と連携活動することがあります。 消防署の仲間との連携はもちろんですが、他 […]

社会死状態とは

用語解説 死亡を判断できるのは医師だけです。 社会死状態とは、医師の診断を必要とせず、誰もが明らかに亡くなっていると判断できる状態のことを指します。蘇生が不可能な状態を指し、救急隊は蘇生措置や医療機関への搬送を行いません。 社会死の要件 社会死の判断基準は地域のプロトコールで定められており、社会死の […]

死斑とは

用語解説 死斑とは人が死亡した後に皮膚の表面に現れる、紫赤色または紫青色の斑点状の変化です。救急隊が社会死状態と判断する際の要件のひとつになります。 発生の仕組み 発現時期と変化 発現部位 死斑の色調と死因の関係 119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか? […]

死後硬直とは

用語解説 死後硬直は、死亡後に筋肉が硬くなり、関節が動かしにくくなる現象です。救急隊が社会死状態を判断する要件の一つになっています。 発生の仕組み 発現と進行の順序 119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。すべては救命 […]