訓練で溺死 学校長と教官ら計3人を書類送検

時事ネタ

消防学校の訓練で溺死 当時の学校長と教官ら計3人を書類送検 安全を確保する計画を作成・実施しなかった業務上過失致死の疑い 福岡

2024年に福岡市消防学校の水難救助訓練で男性職員が溺死した事故について、警察は21日、当時の学校長ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

この事故は2024年7月、福岡市西区の市民プールで、消防学校に入校中だった福岡市消防局の職員、岡本大河さん(当時26)が水難救助の訓練中に溺れ、死亡したものです。

この訓練で、安全を確保する計画を作成・実施しなかったとして、警察は21日、59歳の当時の消防学校長と40歳と39歳の教官ら2人を、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

教官ら2人は訓練の計画を作成して当日の訓練を主導し、学校長は安全責任者として計画を承認したとみられています。警察は3人の認否を明らかにしていません。

3人の書類送検を受け、高島市長は21日の定例会見で、再発防止に取り組むと述べました。

2026年1月21日 FBS福岡放送記事からの引用



2026年1月21日福岡放送記事からの引用です。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

FBS福岡放送ではこの問題について、独自記事検証記事も多く詳しく伝えています。FBS福岡放送さん、素晴らしい取材、記事をありがとうございます。

昨年に水難救助訓練で起こってまった溺水による死亡事故に関して、教官2名と消防学校の学校長が書類送検されました。今月14日にもやはり水難救助訓練中の溺水死亡事故について、柏崎市消防本部の幹部が書類送検されています。

消防官が活動する災害現場は命の危険が伴います。自身の身の安全を図り、要救助者を救出するための訓練にも危険は伴います。しかし、だからこそ徹底した安全配慮義務があります。職員が死亡、再起不能になるような大怪我、そんな重大事故が発生した場合の責任は現場だけには留まらない。当然、管理監督責任が発生する。

重大事故や重大なコンプラ違反などが発生すれば組織や幹部クラスへの責任追求も時代の潮流です。このメガトレンドをぶっ飛ばすことはできない。訓練時、今まで以上に徹底した安全への準備、活動時にはより慎重な行動が今まで以上に求められそうです。

一方であまり消極的にばかりなれば大切な命は救えない。安全と危険、迅速と慎重、相反する両方を両立させなければならないのが現場であるとも思います。現場の指揮者、隊長クラス、そしてそれらを束ねる管理職たち、益々難しい時代に入るとも思います。こんな風に消防署も当然に逆らえない時代の潮流に飲み込まれています。

救急隊は未だに24時間中20時間以上の稼働時間を交替なしで務め上げる日があったりします。現場の救急隊はいつか来る終わりの当事者にはならないとずっと思い続けてきました。重大事故が起これば、救急隊を部下に持つ管理職クラスにも確実に責任は及ぶ時代に入っている。

こんな当たり前のことを改めて強く認識した消防幹部も多いのではないでしょうか。一方で未だ全く分かっていない人はいないと信じたいものです。

119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
この記事に対するご意見・ご感想をお待ちしています。SNSでのコメントを頂けると嬉しいです。

@paramedic119 フォローお願いします。