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用語解説

救急隊がよく使う用語です。専門用語もあるので、なるべく簡単に解説します。

ショックとは

用語解説 ショック状態とは、何らかの原因で血圧が急激に低下し、全身の臓器や組織に十分な血液や酸素が供給されなくなる生命を脅かす状態を指します。この結果、臓器不全や死に至る可能性があります。 主な分類 ショックは以下のように大きく4つに分類されます: 症状 典型的な症状には以下が含まれます: 分類によ […]

心不全

用語解説 心不全とは心臓の機能が低下し、全身の臓器に必要な血液を十分に送り出せなくなる状態を指します。日本循環器学会の定義によれば、心不全は「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」とされています。 心不全の種類 心不全の原因 心不全の原因となる疾患には、虚血性 […]

閉塞性ショック

用語解説 閉塞性ショックとは、血液の流れが何らかの障害によって妨げられ、心臓が十分に血液を送り出せなくなることで起こるショック状態を指します。主に以下のような原因が挙げられます。 主な原因 閉塞性ショックは、心臓や大血管の充満や駆出を物理的に妨げる要因によって引き起こされます。具体的な原因として以下 […]

アプガースコア

用語解説 アプガースコアは、新生児の健康状態を簡易的に評価する指標で、出生後1分と5分後に赤ちゃんの状態を点数化します。以下の5項目を評価し、それぞれ0~2点で採点します。 合計スコアは以下のように分類されます。 このスコアは蘇生や治療の必要性を判断するために用いられますが、予後を決定するものではあ […]

心臓喘息とは

用語解説 心臓喘息(しんぞうぜんそく)とは、名前に「喘息」とついていますが、実は「気管支喘息」とは原因が違います。心臓喘息は心臓の病気が原因で起こる症状です。 気管支喘息との違い 心臓喘息 気管支喘息 原因 心臓の働きが悪い 気道の炎症やアレルギー 主な症状 息苦しさ、喘鳴、夜間悪化 咳、喘鳴、息苦 […]

湿性ラ音とは

用語解説 湿性ラ音(しっせいらおん)は、肺や気道に液体(分泌物や水分)がたまっているときに聴診器で聞こえる異常な呼吸音の一つです。主に「ブクブク」「ゴロゴロ」「ポコポコ」といった水泡がはじけるような音(水泡音、coarse crackles)として聞かれます。吸気時・呼気時の両方で聴取されることが多 […]

ペンタゾシン

用語解説 慢性膵炎が長期に続いた傷病者では、麻薬類似薬であるペンタゾシン(ソセゴン®)中毒になっている場合がある。 そのような傷病者では、ペンタゾシン注射を目的に頻繁に受診したり、数箇所の病院を渡り歩く傾向がある。また、救急依頼をしてかかりつけでない救急医療機関への搬送を強く求めることもある。 また […]

アナフィラキシーショック

用語解説 アナフィラキシーショックは、アレルギー反応が全身に急速に広がり、血圧低下や意識障害を伴う重篤な状態を指します。この状態は命に関わる可能性があり、迅速な対応が必要です。 主な原因 症状 アナフィラキシーショックでは以下の症状が急速に現れます: 応急処置 症状が現れた場合は、以下の対応が重要で […]

高カリウム血症

用語解説 高カリウム血症は、血液中のカリウム濃度が正常範囲を超えて上昇した状態を指します。通常、血清カリウム濃度が5.0 mEq/Lを超えた場合に診断されます。 原因 高カリウム血症の主な原因には以下のようなものがあります: 症状 高カリウム血症の症状は、血中カリウム濃度の上昇に応じて現れます。 治 […]

人工透析

用語解説 人工透析は、腎臓の機能が十分でなくなった際に用いられる重要な治療法です。この治療法は、体内から余分な水分や毒素を排出し、血液をきれいに保つ腎臓の役割を代替します。 人工透析の種類 人工透析には主に2つの種類があります: 人工透析のメリットとデメリット メリット デメリット 119番通報する […]