プライバシーについて

緊迫の現場

当サイトの運用について

救急隊には守秘義務があり、現場で知り得た秘密やプライバシーに関わることを他言することは許されません。私もちろんこれを遵守し日夜の活動に当たっています。

それでは当サイトを作成するに当たりどのような事に気をつけているかを皆さんに知っていただきたいと思います。


ノンフィクションではありません

当サイトは私が救急現場で経験してきた事を元に作成したひとつの著作です。つまり厳密に言うとフィクションでありノンフィクションではありません。当サイトで紹介している内容がそのまま、ありのままである活動は存在しません。

ただ、様々な現場で経験したエピソードを組み合わせたり、あるいは省いたりなど元となっているのは現場での経験です。どの話も救急隊を取り巻くよくある現場が元になっているのです。


場所について

当サイトにはいつ、どこで、誰がと言う詳細な内容に関してを記載することは一切ありません。「日本のどの町での出来事が記事の元になっているかを教えてもらった方がよりリアリティを持って読める」とご意見を頂く事もありますが日本の大都市部とまでしか記載できません。

ただ、救急隊を取り巻く環境や問題は日本全国で起きていることです。当サイトで紹介させて頂いているお話は皆さんの家の周辺でいつでも起こり得るような、どこにでもあるありふれた現場の話なのです。


取材について

救急隊を取り巻く実情を取材したいと当サイトには何度か取材の依頼を頂いています。

とてもありがたいお話なのですが、取材はすべてお断りしています。過去にも、これからも取材をお受けできることはありません。現役の救急隊員が職務に関わるであろうことのお話をマスメディアの方に勝手にするなどできないからです。

当サイトで公開されている内容を引用や紹介いただくのはかまいませんが、個別に取材をお受けすることはできません。


救急車の適正利用を

町の防災訓練や救命講習などの際、住民のみなさんに現場で起こっていることを例に挙げ説明させてもらうことがあります。イメージを膨らませてもらた方が充実した訓練になったり、救急車の適正利用について、より考えていただけるからです。

当サイトはそんな事の延長上にあります。自分の町で起こっている現実をイメージしてもらい、救急車の使い方はどうあるべきだろうか?そんな事を少しでも考えてもらえるきっかけになれたのなら良いのですが…。