用語解説
慢性膵炎が長期に続いた傷病者では、麻薬類似薬であるペンタゾシン(ソセゴン®)中毒になっている場合がある。
そのような傷病者では、ペンタゾシン注射を目的に頻繁に受診したり、数箇所の病院を渡り歩く傾向がある。また、救急依頼をしてかかりつけでない救急医療機関への搬送を強く求めることもある。
また、医師や救急隊の前では演技的におおげさに腹痛を表現する。そして受診時にペンタゾシン注射をめぐって医療側とトラブルになることが多い。
(引用・救急救命士標準テキスト第6版563頁)
ペンタゾシン注射を巡ってこの引用の通りのような傷病者を時々扱います。慢性膵炎、病院に行く目的は?と言うお話にまさにこのような傷病者のお話を紹介しています。