ケーススタディ
病院到着
熱性痙攣じゃないぞ…の続き、回答編です。
救命救急センターへと搬送すると、救命医、さらに小児科医が待ち構えていました。
医師「痙攣はまだ続いている?」
隊長「はい、まだ続いています」
傷病者の小さな身体に医師たちの様々な処置が行われる。薬で痙攣はすぐに治まったのでした。ひと段落した処置室、医師に状況を申し送ります。
医師「…なるほど、3次選定した理由は?」
隊長「大泉門膨隆から頭蓋内圧亢進があるだろうと、舌も落ちてきていたし痙攣重積、緊急度も重症度も高いと判断しました、髄膜炎じゃないかと…」
医師「なるほど、その可能性が高そうですね、緊急度も重症度も高いと思います3次選定でよかったと思いますよ」
「髄膜炎 重症」
帰署途上
隊員「大丈夫ですかね?あの子」
隊長「経過からすると3日前から症状はあった訳だからな…」
隊員「傷害など残らなければ良いのだけど」
アンサー編はいかがだったでしょうか?ほとんどの方が髄膜炎、脳圧亢進のキーワードをあげられていました。お子さんの痙攣の場合、そのほとんどが熱性痙攣です。
しかし、そう思われる中にもこういった症状が含まれていることがあるのです。現場には思い込み、先入観は禁物であると改めて考えさせられた事案でした。
119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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