土岐市消防、救急不出動「不適切」

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「寝とるだけやないか」…土岐市消防、救急不出動「不適切」 第三者委報告書

 岐阜県土岐市消防本部が救急要請の通報を受けた路上生活者の男性について救急車を出動させず、翌日に男性の死亡が確認された問題で、市は19日、原因などを調べる第三者委員会(委員長=矢崎信也弁護士)の報告書を発表した。男性が寝ているだけの可能性が高いと判断して出動を見送ったとし、法令上、不適切な対応だったと指摘した。

 市消防本部は1月13日、男性の異変に気づいた住民から119番を受けたが、救急車を出動させなかった。報告書によると、当時、職員が通報者から男性について「声をかけたが返答がない」などと説明を受けた。しかし、上司が「寝とるだけやないか」と述べ、出動の指令を出さなかった。通報者が男性と離れてから通報したことなどもあり、緊急性が低いと判断したという。

 上司は当直責任者に相談・報告したが、責任者は通報が119番と認識せず、「様子を見に行く必要はない」と答えていた。通報で男性の異変を聞いた時点で消防法や消防法施行令などの法令上、「直ちに救急隊を出動させなければならなかった事案」と認定し、「猛省」を求めた。

 また、「通信業務の不適切な運用を防止するための体制が構築されていなかった」とし、救急出動の要否を判断するマニュアルの整備など再発防止策を求めた。救急出動が必要だったのに出動しなかった事案が昨年1年間で6件あったことも明かした。

 加藤淳司市長は記者会見で、「このような事案の発生まで、組織的な不備を把握できなかったことの責任を痛感している」と謝罪した。

2025.8.20 読売新聞記事からの引用



2025年8月20日の読売新聞記事からの引用です。

119番通報があったのに、緊急性がないと判断し救急車を出場させなかった事案、第3者委員会が立ち上がり不適切と判断されました。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

迅速な救護が及ばず亡くなられた方は本当に気の毒です。この方はホームレスで、通報者はホームレスの支援を行っている方だったとのこと。当サイトでもホームレスをどこでも良いから連れて行って、だって可哀想じゃないと通報した事案を紹介したことがあります。この事案はただの日向ぼっこでした。

実際、入院したいホームレスが一晩に2回3回と救急要請する事案はあります。彼らの主張の多くは入院できるまで呼び続けてやると言うものです。こんな事案の現場を知っている者であれば救急車を向かわせない、そんな判断に至る気持ちも分からないでもありません。

ただ、今回の事案は結果が最悪です。改めて、現場は行ってみないと分からないと肝に銘じなくてはならないと思わされる記事でした。

(その後、当時の勤務員が書類送検された記事)

119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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