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緊迫の現場

最後の言葉

緊迫の救急現場 いつかの帰署途上 隊長「 この前の隊長会議、新人のSは呑み込みが悪いって話になってな」機関員「Sくん?そんな感じはしないけどな」隊長「ポンプ隊長の指導が甘いからだって、厳しさがないと部下は育たないって言うわけよ、で、オレは言ったんだよ、そればっかりじゃ今の若い子たちには合わないって」 […]

現場は迷いの中で

緊迫の現場 救急隊に求められていることは緊迫の現場であっても冷静沈着に判断し、そして安全に迅速に傷病者を医療機関へと送り届けることです。この判断が時には傷病者の生命、予後に大きく影響することだってあります。 とは言え、医師でも何でもない救急隊員たちが病態を推測することはあっても、診断することはないの […]

緊迫の転院搬送

緊迫の現場 救急隊の活動業務の中に転院搬送と呼ばれるものがあります。これは医療機関から医療機関への搬送業務です。本来、救急隊は急病や怪我など、傷病者が発生した現場に駆けつけ医療機関に搬送し、傷病者を医師の管理下に送り届けることが業務です。 既に医師の管理下にある患者さんを救急車と言う医師の管理下外に […]

エピペンを使うぞ!

緊迫の救急現場 平成21年3月から救急救命士が行える処置に自己注射薬(エピペン)を使用した薬剤の投与が認められるようになりました。これは救急救命士が心肺停止に陥っていない傷病者に認められたはじめての処置です。 エピペンとはハチ毒、食べ物、薬物などのアレルギーでアナフィラキシーになった症状の重い傷病者 […]

続・何となく何かヤバイ…

緊迫の現場 この記事をお読みになる前に何となく何かヤバイ…をご覧下さい。続編となります。 車内収容 Tさんを車内収容し受け入れ先の選定を始めました。 隊長「さて、どうしたものかな?」隊員「肝硬変は間違いないとして…血圧は低いですがショックと言うほどではないし、3次選定するにはちょっと…」隊長「そうだ […]

何となく何かヤバイ…

緊迫の現場 ここ数年、私の消防署にも大学や専門学校で救急救命士資格を取って入ってくるいわゆる免持ち救命士の後輩が増えてきました。専門学校では2年、大学では4年もの時間をかけて勉強してくるのです。みんな知識があってうかうかしていられないと良い刺激を貰っています。 ただ、知識のある後輩にもこれだけはまだ […]

救急隊に預けてサヨナラなんて…

緊迫の現場 救急業務とは災害や事故の現場で生じた傷病者を医療機関に搬送することです。 この例外的な活動に転院搬送があります。転院搬送とは、医療機関に収容されている方が緊急に専門の処置を必要とする際、医師からの要請で別の医療機関へ搬送を依頼される活動を言います。 緊迫の転院搬送と言うお話で紹介させて頂 […]

お父さん死なないで

緊迫の現場 忘れられない現場、いつまでも心に突き刺さる辛い思い出、そんな経験をするのは救急隊の宿命です。それに…忘れてはならない理由があるー。 出場指令 深夜の消防署に指令が鳴り響きました。 「救急出場、⚪︎町⚪︎丁目…K方、男性は頭痛、通報は妻から」 現場は担当する管内、消防署からは5、6分で到着 […]

続・誰も分かってくれない…

緊迫の救急現場 誰もわかってくれない…と言うお話の続きです。このお話で紹介したた活動から数当番目、翌週の深夜です。 出場指令 「消防隊、救急隊出場、…Kマンション○号室、J方、詳細は不明なるも女性は自損の模様」 地図を確認する消防隊、救急隊の機関員たち。 消防隊の機関員「あれ?ここって…」機関員「あ […]

緊張性気胸、時間との勝負だぞ!

緊迫の現場 例えば末期癌は−?癌は死に至る怖い病気であるが数ヶ月、数年をかけて全身に転移していくので…重症度は高いが緊急度は低い病態と言える。では指が切断していたら−?すぐに処置を行わなければ接合はできない。でも指が一本失われることで命に関わる可能性と言えば…緊急度は高いが重症度は低い。 救急隊はこ […]