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救命士のこぼれ話

救急救命士たちの日常、意外と知らないこぼれ話

格差の境界線

救命士のこぼれ話 格差社会は問題だと論じる評論家も学ぶ者と学ばない者の格差は益々開いていくと訴えている。彼が訴えるように、そんな社会は更に進むのだろうか?救急隊の現場は社会問題のるつぼ、学びはあるのだけれど…。 帰署途上 少し遠方の大学病院から救急隊は引き揚げていました。 隊長「まさか部長クラスの医 […]

メガトレンドなんてぶっ飛ばせ!

救命士のこぼれ話 医療機関にて 深夜の病院、医師引き継ぎを終えて処置室を後にします。 看護師「お疲れ様でした、お互いに今夜はもうこれで終わりが良いわね?」隊長「ええ、ただ…今夜また要請があった時にはお願いします」看護師「嫌よ…他に行って」隊長「そんなこと言わないで、今夜の先生は随分と受け入れてくれる […]

何でもかんでも救命なのかな?

救命士のこぼれ話 もう随分と前の話です。同じ消防署の消防隊との連携活動、高齢の方の心肺停止事案から帰ってきた時でした。まだ駆け出しの頃、私は正規の救急隊員になったばかりでした。一緒に勤務していた消防隊の後輩は救急資格を取ってきたばかりの予備救急隊員でした。 消防署の事務室 後輩「お疲れ様でした、どう […]

献身的な医療機関の評判

救命士のこぼれ話 救急隊をやっていると「この辺りで評判の良い病院ってどこ?」などと聞かれる事があります。評判の良いねえ?ところで評判の良い病院とはどういう事でしょうか?今回は救急隊の頼みの綱になってくれている献身的な医療機関についてです。先日、危険な状態の高齢者を扱い16医療機関に受入れを断られた事 […]

はしごして一気飲み

救命士のこぼれ話 飲み屋をはしごして急性アルコール中毒となった傷病者を扱うことは、繁華街を管内に持つ救急隊なら日常茶飯事です。今日はちょっと違ったはしご、ちょっと違った一気飲みのお話です。 出場指令 「救急出場、⚪︎町⚪︎丁目…H方、女性は手を受傷、通報は本人から」 との指令に救急車は消防署を飛び出 […]

よーいドンで出られない

救命士のこぼれ話 既に3連続の出場、医療機関に到着した時には正午を回っていました。隊長は医師引継ぎに、隊員と機関員は次の出場に備え、この活動で使用した資器材の整備、消毒、救急車内の清掃に当たっていました。 隊員「この暑さ異常ですよ…、熱中症患者が増えるのも納得です」機関員「ああ、そうだな…でも今の傷 […]

いつか来る終わり

救急救命士のこぼれ話 私が救急隊を志して救急車に乗車し始めた10年以上の前の話です。あの頃からは様々な対策で少しずつ改善している救急隊を取り巻く環境、一方で増え続ける出場件数に対策が追い付いていない現実も様々あって… 帰署途上 クラクションが鳴った。クラクションが鳴っている…?あれ?あれ?ここどこだ […]

誰かの決断を待っている

救命士のこぼれ話 このお話はローテーションは歪を生んで、多数決は歪を生まないの続きです。 これまでの日常をひっくり返した新型コロナウイルスの蔓延、パンデミックの猛威は例外なく消防署にも降りかかったのでした。罹患したり、濃厚接触者になったりと、出勤できない者が続出していました。救急資格を持つ者は正規・ […]

多数決は歪を生まない

救命士のこぼれ話 この記事はローテーションは歪を生んでの続きです。 先日の会議の結果 先日の会議でこれからの救急隊の労務管理についての方針が決定した。交替乗務をさらに推進し、署全体で救急隊の労務管理の課題に取り組んでいく。これまで救急車に乗務する機会のなかった者も、救急資格者は月に数度は救急車に乗務 […]

ローテーションは歪を生んで

救命士のこぼれ話 救急資格を取ってきたばかりの後輩が救急隊の予備隊員として救急車に乗車するようになりました。この日、正規の救急隊員の私は彼と入れ替わってポンプ隊の隊員を務めていました。 消防署の様々な隊の中でも出場件数、稼働時間がぶっちぎりの救急隊、隊員の労務管理やこれから救急隊を目指す者の育成のた […]