時事ネタ
消防署に帰る途中に事故…患者搬送終えた救急車が電柱に衝突 出動重なり疲労蓄積で注意力散漫になった可能性
8月1日、三重県桑名市で患者の搬送を終えて消防署に戻る途中の救急車が、電柱に衝突しました。乗っていた救急隊員3人にケガはありませんでした。
1日午前5時前、桑名市桑部の県道で、桑名市消防署西分署の救急車が走行中の車線から左側へ外れて電柱に衝突しました。
運転していた60代の男性消防士長ら、救急隊員3人にケガはありませんでした。
桑名市消防本部によりますと、隊員らは県外の病院まで患者を搬送して消防署に帰る途中でした。
この出動の直前には桑名市内で発生した火災現場に出動していたということで、疲労が溜まり、注意力が散漫になって事故を起こした可能性があるということです。
西分署では、事故のあと予備の救急車を配置し、活動に影響はないということです。
東海テレビより引用
また起きてしまった救急車の交通事故、この報道では消防本部が早々に「疲労が溜まり、注意力が散漫になって事故を起こした可能性がある」と認めているところがとても興味深いところです。
昨年に東京で起こった救急車の事故では17時間活動していたことが分かりかなり話題になりました。結果的には機関員の過失運転傷害、運転手個人の責任になりました。
コロナ禍に加え熱中症の傷病者が溢れるこの時期、救急隊の労働環境については全国的な問題です。事故は午前5時前とのこと。昨年の東京と同じような状況、下手をするともっと酷い状況だったのではないか?そんな風に思ってしまうのは私だけではないのではないでしょうか?
マスメディアの方には事故に至るまでのこの隊の勤務状況、稼働時間を是非とも取材してほしいものです。事故は運転手だけの責任なのか?過労運転が疑われる勤務状況が常態化していないだろうか?
東京の事故も、今回の三重の事故も、たまたまそこに人がいなかっただけ…。そんな風に感じずにはいられません。決定的な対策はまだありません。いつか来る終わりが近いと感じずにはいられません。
命を運ぶ救急車が誰かに怪我をさせる、命を奪う。そんなことが絶対に起こりませんように…。今はただ、祈るだけ…。
119番通報する前に1秒だけ考えてほしい、 大切な人がすぐ近くで倒れていないだろうか?今、本当に救急車が必要だろうか?と。
すべては救命のために
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