救命の立役者は何もない
緊迫の現場 何が欲しい?地位、名誉、お金?持っているものは本当に大切なもの?欲しいものは本当に必要なもの?救急隊をやっていると考えさせられることに出会ってしまう。 出場指令 この日1件目の出場指令です。春の暖かい日差しが降り注ぐとても過ごしやすい日でした。 「救急出場、⚪︎町⚪︎丁目…△公園、男性は […]
緊迫の現場 何が欲しい?地位、名誉、お金?持っているものは本当に大切なもの?欲しいものは本当に必要なもの?救急隊をやっていると考えさせられることに出会ってしまう。 出場指令 この日1件目の出場指令です。春の暖かい日差しが降り注ぐとても過ごしやすい日でした。 「救急出場、⚪︎町⚪︎丁目…△公園、男性は […]
時事ネタ 軽症者搬送9・2%減 茨城県の緊急性ない救急車利用で「選定療養費」徴収は940件 茨城県内の大規模病院で昨年12月から始まった、緊急性が認められない救急搬送に対する「選定療養費」の徴収について、同県は2月までの約3カ月間の検証結果を発表した。対象22病院での徴収率は4・2%で、県内全体の「 […]
時事ネタ 119番受信時の「コールトリアージ」導入4割 意見割れる消防機関 大規模災害時に殺到する119番に対応するため、通報内容から出動の優先順位をつける「コールトリアージ」の導入の有無について都道府県庁所在地や政令市を管轄する52の消防機関に毎日新聞がアンケートしたところ、回答した47機関のう […]
救命士のこぼれ話 救急隊をやっていると「この辺りで評判の良い病院ってどこ?」などと聞かれる事があります。評判の良いねえ?ところで評判の良い病院とはどういう事でしょうか?今回は救急隊の頼みの綱になってくれている献身的な医療機関についてです。先日、危険な状態の高齢者を扱い16医療機関に受入れを断られた事 […]
緊迫の現場 定期的に話題になる救急隊の受け入れ先が決まらない問題、「たらい回し」「受入れ拒否」と言うキーワードで伝えられることが多いです。この状況の中で不利益を受けているのは患者さん、そして辛い思いをしているのは、緊急車両であるにも関わらず現場を出発できない救急隊…。この手の問題で特に深刻だと感じる […]
ケーススタディ この記事は熱中症、疑わなかった炎天下の解答編です。 病院到着 現場から直近の救命救急センターまでは10分程度の距離です。搬送中、バイタルサインに変化はありませんでしたが、Yさんは呼吸苦と締め付けられるような胸の苦しさが強くなってきていると訴えました。救命救急センターの入り口には医師が […]
ケーススタディ この時はまさに真夏、痛いほどの日差しが消防署裏庭のアスファルトを焦がしていました。 隊員「あぢぃ~…今日は蒸すしこんな日のこんな時間の出場は本当にキツイですね」機関員「Tシャツがいくらあっても足りないよな、オレたちも熱中症に気をつけないと」隊員「はい、救急隊だって気をつけていないと危 […]
緊迫の現場 救急隊に限らず消防官の仕事は人命救助です。大きな仕事の成果はより多くの失敗や課題、悔しい思いが支えている。劇的な人命救助の影には圧倒的に多くのどうにもならない現場があるのです。どうにもならなかった時の話です。 出場指令 「⚪︎隊、⚪︎隊、⚪︎救助隊…救急隊出場、⚪︎町⚪︎丁目…▲駅、人と […]
ケーススタディ この記事はヒントは現場に落ちているの回答編です。 車内収容 隊長「Bさん、分かりますね?お返事できます?」Bさん「…?」 Bさんの様子は変わらない。バイタルサインにも変化はありませんでした。 機関員「搬送先は○病院救命センターで受入可能、出発します」隊長「了解」 搬送途上 隊長「Bさ […]
時事ネタ 救急車事故の原因“仮眠取れず” 下呂市 消防職員の定員増へ 去年12月、下呂市で救急車が道路脇に衝突し、3人がけがをした事故を受け、市は運転していた職員が仮眠をほとんど取れていなかったことが原因だったとして職員の定員を増やす方針を決めました。 去年12月10日の午前5時前、下呂市萩原町の国 […]