違うだろー!このハゲー!

救命士のこぼれ話 ※2017年7月の記事を再更新しました。 救急隊の現場は社会問題のるつぼ、現代社会の闇に触れてしまうことがあります。衆議院議員の先生が「違うだろー!」「このハゲー」と秘書を罵る音声が流出し、パワハラであると世間を賑わせています。日夜報道されるあの音声をデジャブのように感じてしまった […]

救急救命士の特定行為?やめて下さい!

緊迫の現場 消防官が何があっても現場に急行するのは人命がかかっているから、すべては救命のために、人命のために最善を尽くすこと…。そうとは限らない現場の話ー。 出場指令 深夜に差し掛かろうとしている時間帯、消防署に出場指令が鳴り響きました。 「救急出場⚪︎町⚪︎丁目、T方、高齢女性は呼吸苦、通報は家族 […]

14歳の母

救命士のこぼれ話 ※2006年10月の記事を更新しました。 こんな仕事をしていると連ドラなんて見られない。テレビCMの合間に放送中の番宣が流れている。好評放送中、「14歳の母」か…。 帰署途上 腹痛の若い女性を産婦人科のある病院に搬送した帰りでした。 隊長「彼女は内科で診察するってさ」隊員「そうです […]

格差の境界線

救命士のこぼれ話 格差社会は問題だと論じる評論家も学ぶ者と学ばない者の格差は益々開いていくと訴えている。彼が訴えるように、そんな社会は更に進むのだろうか?救急隊の現場は社会問題のるつぼ、学びはあるのだけれど…。 帰署途上 少し遠方の大学病院から救急隊は引き揚げていました。 隊長「まさか部長クラスの医 […]

緊張性気胸、時間との勝負だぞ!

緊迫の現場 例えば末期癌は−?癌は死に至る怖い病気であるが数ヶ月、数年をかけて全身に転移していくので…重症度は高いが緊急度は低い病態と言える。では指が切断していたら−?すぐに処置を行わなければ接合はできない。でも指が一本失われることで命に関わる可能性と言えば…緊急度は高いが重症度は低い。 救急隊はこ […]

巨大なタンコブ、ロードアンドゴー!

ケーススタディ 街はクリスマスムード一色、今年もあと数日、師走となりました。乾いた空気、快晴の空、とても温かい日でした。 出場指令 交替して間もない時間帯、この日1件目の出場指令が鳴り響いたのでした。 「救急隊出場、○町○丁目…A方、女性は倒れているもの、通報は息子から」 との指令に救急隊は消防署を […]

救急車不出動で消防署の当直責任者ら書類送検

時事ネタ 岐阜 救急車不出動で男性死亡か 消防署の当直責任者ら書類送検 岐阜県土岐市の消防署が路上生活をしていた男性の異変に気づいた人から通報を受けたものの、救急車を出動させなかったことが男性の死亡につながった可能性が高いとして、警察は25日、当時の当直責任者ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検し […]

メガトレンドなんてぶっ飛ばせ!

救命士のこぼれ話 医療機関にて 深夜の病院、医師引き継ぎを終えて処置室を後にします。 看護師「お疲れ様でした、お互いに今夜はもうこれで終わりが良いわね?」隊長「ええ、ただ…今夜また要請があった時にはお願いします」看護師「嫌よ…他に行って」隊長「そんなこと言わないで、今夜の先生は随分と受け入れてくれる […]

夫婦円満のコツと孤独死の果て

仰天の現場 熱中症の搬送人数が過去最高を更新した。連日続く猛暑はこんなニュースに納得感すら与えてくれる。こんな季節に救急隊にとってよくある現場の話です。 出場指令 酷暑と言って相応しい炎天下、消防署に指令が鳴り響きました。 「救急隊、消防隊出場、⚪︎町⚪︎丁目…▲号室、K方、男性は意識呼吸なし、通報 […]

茨城知事選で現職3選

時事ネタ 茨城知事選で現職の大井川和彦氏が3選 実績強調、新顔2氏を破る  茨城県知事選は7日投開票され、無所属で現職の大井川和彦氏(61)=自民、国民、公明推薦=が、いずれも無所属で茨城大名誉教授の田中重博氏(78)=共産推薦=と元警備会社員の内田正彦氏(51)の新顔2人を破り、3選を果たした。投 […]